能力開発
「イノベーションの種を見つける」ケーススタディ
見方を変える、思考を深める 実例20
- ■著者
- 日本能率協会コンサルティング編著
- ■サイズ
- A5判
- ■ページ数
- 180頁
- ■定価
- 2,000円
- ■ISBN
- 978-4-8185-1956-5
- ■発行
- 2024年
◆発想を習慣化し、ビジネスの実務に役立たせる
◆クリエイティブに思考し、イノベーションにつなげる
◆発想法を「使いこなせるレベル」にジャンプアップさせる
多くの企業では新事業開発に継続的に取り組んでいるものの、新しいコトを生み出すことがなかなかできていないのが実情です。新事業・新サービス開発にあたり、従来は原因分析・対策立案などが求められてきましたが、本書では、徹底した顧客起点、社会課題起点による「解決志向」が必要であるとの前提に立ち、そのために必須とされる発想力を鍛え、身につけることを目的としています。
問題解決、新事業開発、思考技術などといった言葉を聞くと、「重い内容」「むずかしい理論」などが思い浮かびますが、問題解決、特に新事業開発や新商品・新サービス開発は、ワクワクする楽しい体験でもあります。
発想に求められる第一の要素は「たくさんのアイデアを出す」ことです。そしてアイデアを多く出すためには、角度を変えて発想することが不可欠です。視点を変える、軸を変える、発想を飛ばす…。言い方はさまざまですが、共通しているのは、「問題の本質」を見抜く思考です。発想が多方面にわたれば、問題解決のチャンスも広がります。
本書では、発想する体験の回数を増やすことができるよう、多数の実例を取り上げました。「回数をこなす」ことが、何より大事だと考えるからです。アイデア発想が必要とされることは、仕事の中に限らず、日々の生活においても、たくさんあるはずです。それら一つひとつを事例(ケース)として発想の回数を増やすこと、日々の発想を習慣化することにより、発想力は大いに高まることでしょう。本書の実例を参考に、「発想」をトレーニングし、新事業開発のアイデア発想につなげることをめざしてみませんか。
【おもな内容】
Ⅰ 困りごとの本質を見極める
ケチャップの新商品開発/農作業の改善につながる新商品開発
Ⅱ 異なる視点で捉え直す
トイレ清掃を「おもしろいもの」にする/限界集落における高齢者の交通手段確保
Ⅲ 顧客との相互理解をめざす
地方都市の個人商店再生/ハンバーガーショップの立て直し
Ⅳ 価値の軸を変える
食品スーパー鮮魚売場の販促企画 /観光ホテルのサービス改善